ガラス工房　STUDIO 嘉硝　BLOG

ソーダガラスペンで使用しているソーダガラスの、
USAブルズアイ社最新版のメーカーカタログを
日本の代理店からいただきました。

ブルズアイ社のカタログはハイレベルな仕上がりなので、
毎回楽しみにしています。
ガラスペンで使用している板ガラスのページです。

板ガラスと組み合わせてガラスロッドも使用しています。

ものすごい数のカラーバリエーションなのですが、
毎年少しずつ新しいカラーが増えているのが嬉しいです。
ガラスアーティストたちのアート作品も掲載されています。

日本のガラス作家では絶対に作ることができないと思えるほど
高度な技術に支えられた圧倒的な感性とパワーを感じます。
只々素晴らしいの一言です。
ブルズアイ社のカタログは毎号永久保存版にしています。

ソーダガラスペンのペン軸にペン先を付けていきます。

とても難しく繊細な工程なので
１日１０本ペン先を付けるのが限界です。
ガラスペンにおいて一番重要な作業なので
時間をかけてやらなくてはいけません。
今日も一日ペン先付けです。

ソーダガラスペンのペン先になるガラス棒を作りました。
クリアーガラス塊を酸素バーナーで溶かします。

しっかり焼いて溝を付けてから引き延ばします。

１０本の溝が入ったガラス棒が出来ました。

これだけ作れば今回は間に合いそうです。
今日からはペン先付け工程に入ります。

昨日は衆議院選挙の投票に行ってきました。
選挙の開票結果が出ました。
私が住む福井一区は稲田朋美さんが小選挙区で勝利しました。

２区の高木毅さんは落選しました。

自民党にとっては相当厳しい審判が下されました。
これから日本の政治は混乱していくのでしょうか・・
私は石破総理が掲げる防災省の設立に期待しています。
挫けずに頑張ってほしいです。

昨日は久しぶりに四季シリーズの
硬質ガラスペン薔薇を作りました。
ガラス軸に薔薇のマスキングシートを貼ります。

オリジナルデザインのシートを１枚ずつ剥がしながら、
サンドブラスト機のペンシルガンで彫っていきます。

とても細かいので虫メガネでデザインを
１つ１つ確認しながら彫り進めます。
２時間ほどでなんとか彫り終えました。

マスキングシートを剥がして彫りを確認します。
もしミスがあったら彫りの修正は出来なくて、
最初からのやり直しになるので緊張します。

精緻な薔薇の立体彫りが彫れました。
次は酸素バーナーで薔薇のペン軸にペン先を付けます。

ペン先を研磨仕上げしてから
歪を取るために電気炉で焼成します。
四季シリーズ硬質ガラスペン薔薇の完成です。

硬質ガラスペン薔薇には特製の紅色ペンレストが付属します。
制作するのがとても難しいガラスペンの一つです。