
型に沿ってきれいに焼けています。

型から外してきれいに洗います。

只、これはシェルの形をした小皿では無くて
墨を擦る際に硯に水を少しずつ落とす水滴です。
このままでは水がガラスの裏側に伝ってしまい、
硯にうまく水を落とすことができないので、
書道具としては全く使えません。。
水滴を落とす部分のガラス側面をルーターで削りながら
水がきれいに落ちる角度を微調整します。
ガラスの側面を削るとツヤが無くなってしまうので、
もう一度シェルの型に乗せて電気炉で再焼成しました。
水滴の場合は主目的が器では無いのが難しいところです。
2度焼成してようやく「墨流し水滴」が完成しました。

小さな作品ですが用途が特殊なので、
水滴を作るのはとても難しいのです。