もうかれこれ7〜8年位になります。
正確に数えていませんが、
おそらく3万本くらいは作ってきたのではないかと思います。
そしてペン先付け作業をするたびに、
理想のペン先を追い求めながら作っています。
師匠を持たない私は毎日一人で悩みながら、
様々な試行錯誤を繰り返してきました。
そして昨夜、新しい制作方法を試したところ、
理想のペン先にかなり近い形のものができました。

型などは使わない完全ハンドメイドによる、
私にとっての理想形に極めて近いペン先です。

ペン軸とのバランスも丁度良い感じです。
もちろん、まだ先端を研磨していないので
これで書くことはできませんが、
超極細〜太字の字幅までこの形状であれば、
きっちりと仕上げることが出来ると思います。
ただ、これで最終の理想形に到達したのでは無く、
理想のペン先の追及に終着点はありません。
私にとってのガラスペン作りとは、
筆記具である以上詰まるところは
理想とするペン先の追及になります。